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ホーム水屋神報>151号(平成15年4月6日発行)
 

さざれ石、二見興玉神社にも

宮司  久保憲一

 水屋神社には君が代に詠われている春日村産さざれ石が置かれています。
  この十八日、同さざれ石を岐阜県揖斐郡の渡辺一郎氏と同安八郡の伊藤一成氏と共に、私も多少お手伝いし、二見興玉神社に奉納することができました。大変ありがたいことです。同社の一の鳥居をくぐった正面、海を背景にした絶景スペースに据えられました。片岡昭雄宮司揮毫の銘板も置かれます。
 緊迫したイラク情勢下だからこそ、日本はもちろん世界平和を祈り安置されたものです。もしみなさまが二見興玉神社に参拝されましたら是非ご覧いただきたいと存じます。


明治二十五年合祀前の古地図

 この度、氏子の角谷浩志氏から一枚の大きな古地図が届けられました。感謝申し上げます。明治二十一年編纂の赤桶の地図のようである。地図の下部には赤桶村戸長を始め、境界を接する村々の戸長数名の署名がある。
 私にとってとくに興味深いのは赤桶地内数カ所に点在する鳥居のマークです。実際、水屋神社は明治二十四年の神社合祀令によって赤桶地内の六社と作滝地内の瀧野神社を水屋神社に合祀したものと思われる。これらの神社跡地を私は以前から探索しています。すでに片栗子の、源義経が創建したと伝える相模正八幡宮と、作滝の瀧野神社跡は皆様のご協力で既に確認済みです。しかし問題なのは残り五社です。
 そこで皆さん残り五社の跡地をもしご存じの方はどうかご一報いただきたいと存じます。現代に生きる我々は父祖の足跡を辿り、その御霊をしっかりとお慰めしなければならないと思うのです。

(右下の文字)
 伊勢国飯高郡赤桶村全図      本村戸長
          六千分之壱    川合六三郎(印)
                〔同名につき略〕
                 同郡田引村戸長
                  宮本覚兵衛(印)
                 同郡仁柿村戸長
                  中尾寅之助(印)
                 一志郡丹生俣村戸長
                  力石義質(印)
                 一志郡川上村戸長
                  池村中(印)
                〔一名略〕

 この地図で興味深いものの一つは、水屋神社南方に描かれた御社です。ちょうど現在の「さかさま」の位置に当たります。
  「さかさま」はあの「国分け伝説」にも登場する名勝で、眼前に深く櫛田川の水を湛える淵があります。この場所が崖と淵に挟まれた場所であることから、恐らく「水」に深く関わりの有る御社かと考えられますが、その名称は詳らかではありません。今後も引き続き調査を行いたいと存じます。


当社名物「しだれ桜」の愛称を募集致します!

 毎年この時期になると美しく可憐な花を咲かしてくれる社務所前の「しだれ桜」。今ではすっかり当社の「顔」として遠方からの参拝者をお迎えしてくれています。夜になればライトアップもされ、その美しさは多くの桜愛好家を惹きつけてやまないと聞きます。
 このように多くの方々に親しまれている「しだれ桜」でありますが、今回皆様により親しみを感じて頂こうと、愛称を募集することに致しました。皆様の御協力を賜りたいと存じます。お考え頂きました際には、是非当社まで御一報下さいませ。
 今日は五分咲き、ここ数日はまだまだ我々を楽しませてくれることでしょう。


三月の主な行事の報告
 三月二十一日(春分の日)春季大祭 戦没者慰霊祭
四月の主な行事の報告
 四月四日 春日若宮御出現奉祝大祭 宮司ら五名(お水奉納)参列
以上、氏子崇敬者皆様の御協力の下、無事滞りなく斎行されました。文中を借りまして御礼申し上げます。

本号は権禰宜の常山和哲君と出仕の細谷公大君は多忙のため、神報頒布が著しく遅れましたこと、謹んで氏子崇敬者各位にお詫び申し上げます。