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ホーム水屋神報>159号(平成16年1月15日発行)
 

ご神縁について=年頭のご挨拶に代えて

宮  司

 水屋神社中遷宮の年がいよいよ開かれました。諸準備が着々と進んでおります。長期に亘る皆様の献身的ご努力に敬意を払うと共に、目前に迫り来たお祭りへの尚一層のお力添えをお願い致します。 ところで現代は科学の時代だといわれてはいます。しかし解明されていない、未知の領域がまだまだたくさんあるように思われます。確かに大方の現代人は目に見えないものは信じようとしない傾向があります。しかし実際には見えない領域の方がはるかに多いのかも知れません。 そのひとつに私は「ご神縁」をしばしば痛感します。たとえば今年三月二十九日(中遷宮の翌日)に水屋神社において北畠具教軍対織田信長軍敵味方鎮魂祭・地球平和祈願祭が全国一宮巡拝会によって執り行われますが、そこに集われる方々は天野仁という宇宙科学者の理論に基づいて集まられる方々です。この天野仁先生は奇しくも平成七年の七月七日、水屋神社社務所において「星」についてご講演いただきました。神社や拙宅をとても気に入られ、二連泊されました。その方がサイ粒子(幽子)を解明され、このサイ粒子で怨霊も解説されているのです。 そしてですからこの春の祈願祭は水屋神社とのご神縁によって導かれた方々の集まりであるような気がするのです。人々は意味をもってご縁を持ち、交わっているのかもしれません。

天野仁 著「宇宙の存在(いのち)に癒される生き方―生きがいを発見する科学。」(徳間書店、一九九七年一二月三一日 初刷)より
京都大学博士課程修了。理学博士。湯川秀樹博士の研究室で素粒子論を研究。宇宙論・宇宙科学の分野で国際的に活躍し、さらにジャンルの異なる専門学会に幾多の論文を発表、注目を集めている。文部教官を務めた経験もあり、また詩人・神道の研究家としても知られる。

 私たちの身体の「かたち」がどうなっているかは、着替えのときとか、入浴のときとかに、鏡と我が身を見較べればすぐにわかります。自分はこうでも他の人は違うかもしれないと、そこまで気になった人でも、銭湯とかヌード写真とかで納得されていると思います。私たちの身体は、こういう誰もが理解しているような形の輪郭を持つように、皮膚で外界と仕切られています。
 この本で主張していることは、私たちの身体はこういう形の肉体だけでできているのではないということです。どうなっているかといいますと、「目に見えている肉体」に「目に見えない気体状の部分」が重なってできているのです。この「目に見えない気体状の部分」を、この本では「生気体(サイキック・ボディ)」と呼ぶことにしましょう。生気体こそは、私たちの「生命の源泉」であり、「魂」であり「心」です。意識や意志を、その部分が担当しているのです。
 その上、記憶を蓄積することもできます。この生気体があるからこそ、私たちは生きているのです。ですから私たちが死ぬときには、この生気体は抜け出して行きます。人間だけでなく、万物すべては、こういう基本的構造になっているのです。有機物質から成る構成体に生気体がついたものが、生命体、即ち生物と呼ばれているものです。岩石や建造物にも生気体はありますが、こういう無機質の場合には、生きているとは言いません。でも、生気体の本質からいいまして、無機的な構造体にだって「心」があるということになりますね。これは、私たちの心すべきことです。たとえば、石にも意志があります。何となく似たような話を、どこかで読んだような聞いたような感じがする方もおられるかと思いますが、この話は、その手のものとは全く違って、世界で初めての最も進んだ考え方です。
 なぜかといいますと、この「生気体論」は、現在の物理学の最前線の知識で裏付けられているからです。素粒子論の最新理論の一つに、超弦理論というのがあります。生気体の話は、この理論に基づいています。この理論から出てくる新しい素粒子、これまで発見されていなかった素粒子が、この生気体の話では大きな役割を果たしているのです。これを、「生命子」または「サイ粒子(パーティクル)」と名付けようと思います。なぜなら、この素粒子の存在を考えることによって、超常現象や霊的なこともわかってしまうからです。
 精神世界の現象をオール解決する素粒子なら、「サイ粒子」で良いのではないでしょうか。この粒子は電気を持っていませんから、壁でも天井でも通り抜けることができます。極微の物理学である量子力学によりますと、粒子は波でもありますから、心や意志の波、「思念波(サイキック・ウェイブ)」が存在することになります。生きているということは、「生命力の場(サイ・フィールド)」があるということです。それを生気体が与えているわけです。この力を媒介しているのが、これまで未発見だったサイ粒子です。
 私たちの世界は、これまで四次元の時空として知られていました。ところが、超弦理論では、たとえば一〇次元というような高次元空間として、世界を捉えます。私たちの考える生気体は、もともと超弦理論から考え出されたものですから、それは、このような高次元空間における存在物として考えられているわけです。余分の次元がありますから、これまでの考えでは手のつけられなかった事柄まで説明してしまいます。
 また、物理学では四つの力が存在していると考えられています。重力と電磁気力と、原子核や素粒子に関係した二つの力の合計四つです。自然界には、今や第五の力として、この新素粒子による「生命力」が追加されることになります。これは、まさしく「万物の理論」(Theory of everything)であります。
 これで、宇宙の森羅万象は説明されてしまいます。ついに、自然科学と精神科学の垣根が取り払われることになります。ついに私たちは、宇宙のすべての仕組みを垣間見る可能性を掴んだのです。こういうことを知ることによって、私たちは、自らの生気体を宇宙の生気体に直結させた生き方をすることができるのです。それはとりもなおさず、私たちが宇宙の存在(いのち)によって癒される生き方を知るという結果になるのです。


心より感謝申し上げます

ログハウス茶室が奉納されました
 境内の神宮遙拝所の東側の空き地に二畳ほどのログハウスが建っているのにお気づきでしょうか。これは、やはり過日多目的神楽台を奉納してくださった(有)三重ホルツ販売の小林律俊社長が奉納してくださったもので、当初から茶室として造られたもので、なんとくぐり戸までついています。壁の中には三重大学教授の協力の下に開発された癒し剤が埋め込まれているとか。そのせいかとても頭の安らげる空間です。みなさま、この春には神社前の井戸水で沸かした香肌茶を賞味し、境内の桜見物でもしようではありませんか。外氏子で、小林社長夫人の美花代さんにも心から御礼申し上げます。

スチール製の看板が奉納されました
 正月の参拝時に目にされたと思いますが、過日奉納された奉賀箱の隣にスチール製の看板が立っています。これも当社の熱烈な崇敬者たる愛知県の横井肇社長から奉納されたものです。現在は「北畠具教対織田信長軍敵味方鎮魂祭 地球平和祈願祭」と書かれていますが、「水屋の杜塾」講演会をはじめ神社のいろいろな催しの看板として多目的に使える、大変便利で丈夫なものです。

甘酒とおでんの奉納
 今年の大晦日にも崇敬者の三宅孝生氏により甘酒とおでんそれぞれ先着五十人分が奉納されました。これで三年目となります。有り難いことです。三宅氏は津市駅前、百五銀行裏の居酒屋「北海」のご主人です。機会がありましたらみなさまも是非お立ち寄りください。

門松の奉納
 今年もまた境内鳥居前に立派な門松一対が奉納されました。氏子の佐々木一さんは親子二代にわたり長年奉納し続けてくださっているのです。本当に頭の下がる思いです。