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ホーム水屋神報>164号(平成16年11月4日発行)
 

感 謝―津地裁勝訴御礼

宮 司

 NНKニュースや各新聞報道などですでに皆様ご存知かもしれませんが、平成一六年九月一六日、「久保教授事件」に関する四年六ヶ月に亘る裁判の津地裁判決(内田裁判長)が言渡されました。本裁判は、日本世論の会三重県支部長である私、久保憲一鈴鹿国際大学教授の新聞紙上での発言を理由に、同大学の経営母体である学校法人享栄学園が久保教授に対してなした、戒告処分や教授会への出席その他の教育的諸活動をしてはならないとの業務命令の無効確認等を求めた裁判で、内田裁判長は判決で「学問の自由は保障されなければならず、処分は懲戒事由がなく無効」などとして私の訴えがほぼ全面的に認められました。但し残念ながら、大学側は名古屋高裁へ控訴したようです。これまで暖かいご支援を賜り、一方ならぬご心配をおかけしました皆様に、ひとまずのご報告と、厚く御礼を申し上げるとともに、引き続きご支援をお願い申し上げる次第です。
 そもそもの発端は、津市の地域紙「三重タイムズ」(平成十一年十一月五日号)紙上において、三重県人権センターの歴史問題の展示内容や人権問題の取り上げ方に偏りがある、という主旨の私の発言に対して、大学側が「公的機関である三重県人権センターに対する誹謗ともとられかねない発言などが、学園の名誉と品位を害し、生徒・学生の募集に悪影響を及ぼし、関係諸機関との信頼関係を著しく失墜させるものであった」(戒告書より)などとして、戒告・教授解任処分を行ったことでした。
 その後、教授解任処分は撤回されたものの右記業務命令が発せられ、裁判となってからはあろうことか懲戒事由を後から追加するなど、大学側の周章狼狽ぶりは明らかでしたが、この混乱ぶりが事件の本質なのです。すなわち私の発言を大学側が、同和問題に対する不適切な発言だとして問題視し、「同和問題の関係者が大学に押しかけてきて、その結果として鈴鹿国際大学等の定員割れを招くなどの事態が生ずることを恐れ」(判決文より)たのです。
 もとより私の発言は同和問題をないがしろにするものなどではありませんでしたし、また「三重タイムズの読者など一般人において(中略)同和問題を軽視する発言でなされたものでないことを理解することは十分に可能であったと認められる」(判決文より)ものでした。
 何故大学側がこのような過剰ともいえる反応を示したのか、その真の理由は明らかではありませんが、現代日本社会を覆う、また特に三重県において顕著な、歪んだ人権意識・同和関連団体の特権性・同和問題の逆差別性がその背景にあることは間違いないでしょう。「人権を大切にし、差別を無くす」はずが、大学教授の言論の封殺という暴挙に転化するとは、なんと恐ろしいことでしょうか。三重県の闇は深いといわざるをえません。
 私は、この裁判を全力で戦うとともに、社会の様々な事柄に対し今後とも適切な問題提起をし、是正してゆきたいと考えております。あらためて皆様のご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
 平成一六年十月七日

事件の詳細は、拙著「学者神主 水廼舎の日本学」国民新聞社、平成十一年十一月九日発行 定価二千五百円に。 社務所にて特別に二千円にてお頒けしております。


滲み入ることば

子供たちはこうして生き方を学びます ―アメリカインディアンの教え―
  批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします
  ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります
  心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります
  敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います
  ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります
  ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります
  思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます
  仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます
  はげましを受けて育った子は自信を持ちます
  人に認めてもらう中で育った子は自分を大事にします
  公明正大な中で育った子は正義心を持ちます

作 ドロシー ロー ノルト 訳 吉永 宏


おしらせ お水送りについて

 春日大社へのお水送りの日が近づきました。今年は十一月十一日です。氏子崇敬者の皆様、挙ってご参加ください。

○ 日程変更
 四百二十五年の中断はあるものの、皆様ご存知のように貞観元年(八五九)より昨年まで、十一月九日に春日大社に正月暦を印刷するためのお水としてお送りしてきました。しかし三笠山山頂の本宮には限られた人数しか登れず、ご老齢の方の登頂にはやや無理があります。また時代の変遷とともに、春日暦印刷という用途はなくなりました。そこで春日大社側からのご要請もあり、今年から十一月九日から直近の十一日の旬祭に春日大社内各社にお供えするご神水としてお送りすることとなりました。

十一月十一日

 

午前四時すぎより

神職と希望者のみ(神社前井戸・潔斎場にて) 禊神事

午前五時

水屋神社社務所に集合 閼伽桶の井へ出発、お水取り、神社に帰社、神前に奉告。

午前六時

三十人乗り大型レンタカーにて春日大社へ出発(宮大工 石井久二氏運転)

午前八時

春日大社到着 本殿にて正式参拝 その後見学場所については目下未定 夕刻水屋神社帰着

   

◎バス利用者先着三十名ですので、宮司または村瀬総代長宅に早めにお申し込みください。

◎費用

三〇〇〇円 (玉串料+バスのレンタル料+昼食費) 現地集合者はバスレンタル料一〇〇〇を除く


秋季大祭・戦没者慰霊祭 (十一月二十三日・遷宮年ですので今年に限り例祭ではありません)について

午後一時より

秋季大祭。ひきつづき戦没者慰霊祭(今年はとくに日露開戦百周年記念慰霊祭の性格を持ちます。戦没者や出征者のご子孫の方は是非ともご参列ください)

午後二時より

天正伊賀の乱敵味方鎮魂、地球平和祈願 奉納剣舞(伊賀一宮敢国神社共同祈願)
三重郡菰野町 古海玲子さんら「神奈備会(かんなびかい)」ご一行

午後四時

投げ餅